ほんほん蒸気 第4号
「北と南」という雑誌の編集・発行もしている河内さん、そしてヒロイヨミ社の山元さんのお二人(北と南とヒロイヨミ)で発行している「ほんほん蒸気」。とご縁があって第4号にエッセイを書く機会をいただきました。
「ほんほん蒸気」は号ごとにテーマがあり、そのテーマで寄稿者が小説、エッセイ、詩、短歌、俳句など自由な表現をする場。
小さな雑誌を販売する本屋さんで扱っているそうです。
偏愛している隣町の水色洞について書いています。
さて、寄稿されている方々、とても素敵なラインナップ。雑誌は「まち」(町/街)をテーマに三つの作品を紹介するというスタイルで構成されています。
どれもこれも読みたくなるものばかり。東京大空襲の焼け跡やブラジルのどこかの町、強制連行された紡績女工たちの小さなお墓がある町、どこかの町外れ、夜の街、付かず離れずのコーヒー屋のある町…
この本を読んで、武田麟太郎のお父さんが強制連行紡績女工たちの争議の調停役をしたということを初めて知りました。
武田麟太郎と言えば「日本三文オペラ」。浅草のごちゃごちゃ感がぎゅっとつまっていて好きな作品の一つです。
ああ、4号に出てくる本、読みたいなあ。
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